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重度訪問介護の主な利用者とは?

重度訪問介護の主な利用者は、日常生活において介護や支援が必要な、重度の身体障害や知的障害、精神障害を持つ方々です。具体的には、次のような方々が対象となります。



重度訪問介護の利用者が2人の女性のヘルパーと花見を楽しむ
重度訪問介護の利用者

重度訪問介護の主な利用者とは?


1. ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの神経難病患者

ALSのように、筋力が低下して自力での動作が困難になった方々は、24時間の介護が必要な場合があります。重度訪問介護では、食事や排泄、体位変換、呼吸器管理など、日常生活全般にわたる支援が行われます。


2. 筋ジストロフィー患者

筋力が徐々に低下する筋ジストロフィーの方々も、重度訪問介護の利用者です。移動や身の回りの介助が必要な場合が多く、また呼吸器を使用している場合も多いです。


3. 脳性麻痺などによる重度の身体障害者

生まれつきや事故によって脳性麻痺などの重度の身体障害がある方は、自分で身体を動かすことが難しく、移動や食事、排泄などの介助が必要です。


4. 重度の知的障害者

重度の知的障害を持つ方々も、日常生活での支援が必要です。特にコミュニケーションが難しい場合や、危険を認識することが困難な場合に、訪問介護が役立ちます。


5. 精神障害者(統合失調症など)

精神障害の中でも、統合失調症や双極性障害などで、症状が重度な場合も重度訪問介護の対象となります。日常生活における支援や、外出時の同行支援などが提供されます。

6. その他の難病患者

パーキンソン病、多系統萎縮症(MSA)、脊髄小脳変性症など、進行性の神経難病により身体機能が著しく低下している方も対象です。特に、進行が進むと自力での移動や生活が困難になるため、重度訪問介護が必要となります。



 

支援の内容について


重度訪問介護では、利用者が自宅で安全かつ快適に生活を続けられるように、以下のような支援が行われます。


  • 日常生活の介助: 食事、入浴、排泄、衣服の着替え、移動など。

  • 医療的ケア: 吸引や経管栄養など、医療的な支援が必要な場合(喀痰吸引等3号などの資格が必要)。

  • 外出支援: 外出や通院時の移動支援や、外出先での介助。


重度訪問介護は、利用者が地域社会の中で生活を続け、QOL(生活の質)を向上させるために非常に重要な役割を果たしています。

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